About Miyosawa Motoju


三代澤 本寿   (みよさわ もとじゅ)

1909年(明治42年)~2002年(平成14年)
信州松本生まれ。昭和10年より静岡に居住。すぐ裏手に住む小川竜彦(後に芹沢美術館館長)と友人になったことに始まり、芹沢銈介・式場隆三郎・外村吉之介と知り合い民芸に開眼。『白樺』『大調和』『工藝』を入手熟読し、感銘をうける。 昭和14年から静岡鈴木篤宅に滞在中の柳宗悦と交流・師事する。芹沢指導のもと、『工藝』の表紙制作(型絵染7号分)他、柳宗悦の仕事に携わる。以来、柳に将来を嘱望される(『工藝』115号参照)

戦局激化と母親の病気の為、昭和20年に帰郷。級友の丸山太郎・下条寛一等と民芸協会長野県支部を中心となり設立。県内の手仕事調査の為、足しげく各地を回る。 手織物・木工・竹細工・石像・民家など多くの発掘振興の為に、柳宗悦・バーナードリーチ・浜田庄司・河井寛次郎・及川全三・柳悦孝等を招き、講習会・夏季学校を開き、地方の民芸美を知らしめた。柳宗悦没後は、山と自然とクラシックを愛し、主に世界の文明発祥地(中近東・北アフリカ・南アメリカ・東南アジア等)の美を求め旅を重ねた。創作活動は草木染料を用い、強制紙に型染めをし、屏風パネル・飾布・表紙画・のれん他、晩年まで創作活動をつづけ、民芸思想の具現化に生涯を貫いた。

銀座松屋にて個展 秩父宮妃殿下と
銀座松屋にて個展 秩父宮妃殿下と
白木屋にて個展 バーナードリーチと
白木屋にて個展 バーナードリーチと

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